Support

注意事項

1.リモート電源ON機能

本機能をご利用いただくにはクライアントPC本体が「Wake On LAN対応機種」であることが条件となります。

2.ハードディスク

物理的にOSがブートする1台目のハードディスク上でのみご利用が可能となります。RAID環境/拡張IDEカードに接続したハードディスク/圧縮ドライブ/ダイナミックディスク/フロッピーディスク/リムーバブルディスク上などではご利用できません。また、対応しているフォーマット形式は「NTFS」「FAT32」となります。

3.ハードディスク障害

ハードディスクの物理的な障害、または論理的な障害(ファイルシステム異常)によりデータが破損した場合は、瞬間復元機能で修復できません。コンピューター起動時に「CHKDSKエラー(チェックディスクエラー)」などが表示された場合は、スキャンディスクを実施し、セクタ不良との障害を修復してください。物理的な障害の場合はハードディスクの交換をしてください。
論理的な障害の場合はチェックディスクを行い、異常を修復してください。また強制的に電源を切断するなどの操作を行った場合の動作については、瞬間復元機能の動作は保証されません。

4.暗号化セキュリティシステム

ハードディスクを暗号化するセキュリティシステムが動作する環境ではご利用できません。
(※Windows BitLocker、SecureDoc、Pointsec、SafeBoot、秘文など)

5.MBR(マスターブートレコード)

MBR領域へのアクセスを行う他社製システム等との共存はできません。本製品はハードディスクのMBR領域の書き換えを実施します。そのため、本製品以外のシステムにてMBR領域へのプロテクトやアクセス関与が実施されると正常動作ができなくなります(MBRを変更する様なユーティリティを使用された場合、リカバリー王Zは動作しなくなります)。
MBRを変更するユーティリティには「PartitionMagic」,「LILO」等の製品があります (※PartitionMagic、LILO、StandbyDisk Solo、HP Backup & Recovery Manager、システムコマンダーRescue and Recovery、Norton Disk Doctorなど) 。

6.ドライバのロード

コンピューター起動時のドライバのロード処理において、本製品のドライバと競合が発生する他社製システムのドライバとの共存はできません。

7.未対応のウイルス対策ソフト

本製品で未対応のバージョン(サービスパックの適用なども含む)のウイルス対策ソフトをご利用になった場合、何らかの問題が発生する場合があります。弊社で未対応のウイルス対策ソフトバージョンへのアップデートは実施しないでください。

8.ログオン処理

ログオン時に大量のデータ(数GB~数十GB)をロードするプロファイル環境や何らかの仮想化システム(バーチャライゼーション)の起動と競合する環境、またはPC本体のスペックが利用環境で快適に動作する充分なスペックに未達の場合、コンピューターのログオン処理が遅延する場合があります。また、VMwareをご利用の環境下で「ファイル・フォルダ保護制御」を利用する場合、仮想ディスクを修復対象に追加してしまうと、VMware の仮想マシンの起動が遅くなる場合がありますので、修復対象から除外してください。(ゲストOS の修復はVMware のスナップショット機能をご利用ください。)

9.アクティベーション

復元ポイントに設定されている状態に復元されると障害が発生するようなデータや他社製システム(アクティベーションなどの認証を行うシステム)が存在する場合は、「そのデータやシステムを保護対象から除外する」「必要に応じて復元ポイントの更新操作を定期的に実施する」などの運用を行ってください。他社製システム等の除外部分の情報に関しましては、ご購入メーカー様のサポート窓口にてご確認ください。

10.ディスクイメージ配信ツール

他社製のディスクイメージ配信ツールを利用して、保護解除モードでセットアップされているクライアントPCの環境をイメージ化できます。このイメージを配信する際は、配信方法をハードディスク全体の方式(MBR情報も含まれた状態)で行ってください。また、イメージ配信後に修復モードに変更ができなかった場合などの何らかの障害が発生した場合は、チェックディスク(chkdsk)を実施してください。
ディスクイメージ配信時にSysprepをご利用になる場合は、Sysprep実行後にリカバリー王Zクライアントをインストールしてください。リカバリー王Zクライアントをインストール後にSysprepを実行すると、Windowsの様々な設定が初期化されるため、リカバリー王Zクライアントが正常に動作しなくなる場合があります。この場合、OS環境のリカバリ(クリーンインストール)が必要となる可能性がございますのでご注意ください。

11.ボリュームをマウントした環境

ボリューム(パーティション)をNTFS上のフォルダにマウントした環境下では、本製品を「ファイル・フォルダ単位」の管理方法(保護タイプ)でご利用いただくことはできません。ボリュームのマウントを解除するか管理方法(保護タイプ)を「パーティション単位」に設定してご利用ください。

12.ユーザー切り替え機能

Windows上で利用できる「ユーザー切り替え機能」を用いて、複数のユーザーで当製品の環境設定変更等を行うと、本製品が正常動作できなくなります。

13.ファイル・フォルダ単位の管理方法(保護タイプ)

修復モード中でも、システム関係のドライバ(ディスプレイドライバ等)はインストールしないでください。インストールした場合にはシステムが正しく起動しない場合があります。必ず保護解除モードにてインストールを実施してください。また、管理方法(保護タイプ)が「ファイル・フォルダ単位」のご利用に際して、回避できない支障が発生する場合は、「パーティション単位」でのご利用をお願い致します。

14.特殊なファイルアクセス

特殊なファイルアクセス手段にてファイルI/Oを行うと、システムが起動しなくなる場合があります。Windowsの一般的なファイルアクセス手段を使用しないアプリケーションでは動作保証を致しません。

15.Volume Shadow Copy、システムの保護に関する制限
本製品のインストールを行うと、Windows標準のシステム復元機能を無効に設定します。本製品のアンインストールを行うと、元の設定に戻ります。

16.デフラグタスクの制限

Windows Vista以降のOS環境では、デフラグがタスクスケジュールとして登録されています。本製品をインストールすると「デフラグの定期タスク」を無効に設定します。

17.Sysprepに関する制限事項

リカバリー王ZクライアントをインストールしたPCでSysprepを実行すると、Windowsの様々な設定が初期化されるため、リカバリー王Zクライアントが正常に動作しなくなる場合があります。Sysprepを実行する場合には、リカバリー王Zをアンインストールした状態で行い、Sysprep実行後にリカバリー王Zクライアントをインストールしてください。

18.コンピューター本体

本製品は一般的なPC/AT互換機の仕様に準拠した機種上でのみ、正常動作が可能となります。ハードディスクの状態情報を誤った文字列で記録するチップセットが搭載されているなど、一般的なPC/AT互換機の仕様事項から逸脱したPCメーカー独自仕様の機種に関しての動作保証を行うことはできません。

19.環境変化に伴う障害事象の発生に関して

ご利用環境で本製品以外のシステムの環境変化に伴って発生した原因不明等の障害事項に関しましては動作保証ができません。安易にシステム環境を変更してしまうと、コンピューターが正常動作できなくなる場合もございますので、ご注意ください(Windowsのサービスパック新バージョンを適用する場合などはご利用の環境で動作対応可能か否かを必ずご確認ください)。

20.グループポリシーの適用処理

リカバリー王Zクライアントを修復モードにて運用するコンピュータにグループポリシーを適用する場合は、予め「保護解除モード」に変更した後、「gpupdate /force」コマンドにてグループポリシーを即時適用させてから修復モードに戻してください。

21.リカバリー王ZクライアントがインストールされたOSのアップグレードについて

リカバリー王ZクライアントがインストールされたOSを、アップグレードしないでください。
(例:Windows 7をWindows 10へアップグレード。Windows 8をWindows 8.1へアップグレードなど。)リカバリー王Zクライアントがインストールされた状態でOSのアップグレードを行うと、リカバリー王Zの機能が正常に動作しない場合がありますので、OSのアップグレードはリカバリー王Zクライアントをアンインストールしてから行ってください。