UEFIは各PCメーカーの機種ごとに仕様が異なり、瞬間復元機能が正常に動作しない機種が存在します。
本製品でUEFI対応のインストールタイプを3種類設けておりますが、どのインストールタイプでも瞬間復元機能が正常に動作しない機種は、レガシーブート(BIOS互換モード)の設定に切り替えてOSを再インストールいただく必要があります。
以下に、UEFI環境へインストールする場合の注意事項を記載します。
UEFI環境のPCにリカバリー王Zクライアントプログラムをインストールする場合、インストール前に瞬間復元機能が正常動作するUEFI機種(インストールタイプ1~3)であるか否かを事前にご確認いただく必要があります。
事前確認ツールにつきましては、こちらからお問い合わせください。
Ver.9.4.0.0から瞬間復元機能のインストールタイプ(3種類)が選択できるようになり、より多くのUEFI機種で瞬間復元機能が動作するようになっております。
事前にチェックツールでご確認いただき、実行結果がインストールタイプ1~3に該当しない場合は、OSをレガシーブート(BIOS互換モード)で再インストールしたうえで、瞬間復元機能をBIOS方式でインストール(インストール時のファームウェアの選択画面で[BIOS]を選択)してください。
インストールタイプ | 留意事項 |
---|---|
インストールタイプ1 | - |
インストールタイプ2 | 修復モードにすると、ブートデバイスに「Windows Boot Manager」が2つ登録されます |
インストールタイプ3 | 以下の制限があります。
|
その他(インストールタイプ1~3 に該当しない場合) | OSをレガシーブート(BIOS互換モード)で再インストールする必要があります。 |
誤ったインストールタイプを選択して修復モードにすると、瞬間復元機能が正常に動作していない旨のメッセージが表示される場合があります。この場合は、保護解除モードに動作モードを変更して、再インストールしなおし、適切なインストールタイプを選択してください。
なお、瞬間復元機能がエラーの状態でアンインストールはできません。事前に保護解除モードへの切り替えを行い、エラーが出ない状態で、アンインストールを行ってください。
緊急時などの際、クライアントPC(UEFI / BIOS環境問わず)のコンピューター起動前に、簡易環境設定画面を起動できますが、インストールタイプ3の機種によっては簡易環境設定画面の呼び出し(OS起動前にPageUpキー押下)ができない場合があります。
簡易環境設定画面の呼び出しができないPCでOSが起動できない等のトラブルが発生した場合は、WindowsのインストールDVDからPCを起動させ、bootrec.exe /FixMbr コマンドを実行することで保護解除モードへの切り替えができます。
UEFI環境のPCで瞬間復元機能が動作している場合は、ブートデバイスとして「XXXXXXXX BOOT」が登録されています。この「XXXXXXXX BOOT」からOSが起動されることで、瞬間復元機能が動作しますので、修復モード中に他のブートデバイスから起動させると、瞬間復元機能は正常に動作しません。
意図せずブート順を変更されてしまうことを避けたい場合は、BIOSパスワードをかけるなどを行ってください。
なお、インストールタイプ2の場合は「XXXXXXXX BOOT」の名前が「Windows Boot Manager」となりますので、オリジナルの「Windows Boot Manager」と合わせて2つが登録されます。
UEFI環境にてOSをセットアップもしくはクローニングした場合、BCDとNVRAM内のブートエントリ情報に不整合が生じることがあります。この不整合が生じた状態では瞬間復元が正常動作しません。殆どの場合、この不整合は次のコマンドを実行することで解消されます。
bcdboot c:\windows /l ja-jp