Windows 10、Windows 8、Windows 8.1 / Windows 7特有の注意事項がございます。
本製品のプログラムを動作するためには管理者権限が必要です。実行時には「管理者権限に昇格」する確認画面が表示されます。また、いくつかのツール系のコマンドは「管理者権限に昇格」したDOSプロンプトで実行する必要があります。
Windows Vistaから「マルチアクティベーションキー(MAK)」と「キーマネージメントサービス(KMS)」という2種類のボリュームライセンスキーが採用されています。それぞれアクティベーションが発生するタイミングが異なりますが、瞬間復元が有効な状態ではアクティベーション情報も修復されます。
お客様の利用状態によっては、運用中にアクティベーションが発生する可能性があります。その為、それぞれのアクティベーションのタイミングを意識した運用を行って頂けるよう、充分注意してください。以下に方式毎に発生するタイミングについて記載します。
[アクティベーション発生タイミング] | |
MAK方式 | ・アクティベーション前の30日間 ・ハードウェア構成変更時 ・クローニングを行った場合 ・Sysprep実行後に認証が必要 |
KMS方式 | ・アクティベーション前の30日間に認証が必要 ・クローニングを行った場合に、認証が必要 ・アクティベーション後、180日間に1度の認証が必要 ※KMS方式をご利用の場合は、180日に一度保護解除モードに変更してからアクティベーションを行う等の考慮が必要になります。 |
また、KMSホスト(KMSのサーバ機能)が構築されているPCに、リカバリー王Zをインストールしないでください。瞬間復元によりアクティベート情報が全て削除されます。 |
本モジュールに同梱されているツール(各種コマンド)は、管理者権限に昇格させたDOSプロンプトで動作させる必要があります。
リカバリー王Zのインストール後、WindowsUpdateを実行する場合は、必ず保護解除してください。保護モードのままでWindowsUpdateを実行すると、OS環境に不整合が出るなど不具合が発生します。この場合、OS環境のリカバリ(クリーンインストール)が必要となる可能性がございますのでご注意ください。
Windows OSの以下の機能(動作)について、現在のリカバリー王Zでは未対応のため、本ソフトをインストールした時に動作しないような制限を行っている機能があります。
本モジュール(プログラムおよび各種コマンド)は、管理者権限に昇格させた状態あるいはローカルシステム権限を有するプロセスで実行する必要があります。
修復保留モードでは、リカバリー王Zのアップデートはできません。リカバリー王Zのアップデートモジュールの適用は保護解除モードにて行ってください。
Windows Vistaで追加された文字コードセットのJIS X 0213:2004(通称JIS2004)の第三水準漢字、第四水準漢字は未サポートです。文字化けおよびシステムに影響する可能性があるため利用しないでください。
ログオンパネル変更機能の「ユーザー名およびオン先を自動入力する」「前回ログオンしたユーザー名は表示せず、ログオン先のみ自動入力する」は利用できません。
瞬間復元機能とVolume Shadow Copyサービスを共存させることで、正常に動作できない現象を確認しています。その為に、本ソフトをインストールすることで、以下のように機能を無効にする設定を自動的に行っています。
? 「Volume Shadow Copyサービス」を停止に設定
? 「システムの保護」を無効に設定
このため、これらに依存する機能は動作せずエラーとなります(例:「システムの保護」の画面を開く、「バックアップと復元」の画面からの各種操作を行うなど)。なお、Volume Shadow Copyサービスは、本ソフトをインストール後に利用者が“有効”に再設定することが可能ですが、有効状態での動作は保証できません。また、本ソフトをアンインストールした時には、インストール時点の設定に戻します。
Windows Vista以降のOSでは、「更新保存」に非常に時間がかかります。何も変更を加えていない場合でも数分かかります。これはWindowsがページファイルを多様に利用しているため、さらに、Superfetch機能にて、アプリの起動を高速化するために、Windowsがワークファイルを多量に作成するためです。Superfetch機能のサービスを“無効”にすることで、「更新保存」に要する時間が短くなったという事例があります。
Windows Vista以降のWindowsでは、デフラグがタスクとして登録されています。リカバリー王Zではインストールすることで「デフラグの定期タスク」を無効に設定し、実行されないようにします。これは瞬間復元動作(パーティション単位、ファイル・フォルダ単位)において、デフラグをサポートできないためです。
リカバリー王ZクライアントがインストールされたクライアントPC上でWindowsミーティングスペースによる「配付資料の共有」機能を利用した場合、以下の現象が発生して正常に動作しないことが確認されています。
・配付資料の登録は行われるが、登録された資料が他のクライアントPCに配布されない
スタートアップ修復機能がプレインストールされたPCにリカバリー王Zクライアントをインストールすると、スタートアップ修復の自動起動が無効になります。リカバリー王Zクライアントをアンインストールすると、自動起動は有効になります。
VHD(Virtual Hard Disk)を利用した仮想ドライブ/ブート環境へリカバリー王Zクライアントをインストールするとシステムが正常に起動しなくなります。リカバリー王Zクライアントをインストールしないでください。
Windows 8以降のファイル履歴機能は、ファイル・フォルダ単位で修復対象領域に指定したファイルの履歴を残すことはできません。ファイル履歴機能を利用する場合は、ファイル・フォルダ単位かつ履歴を残したいファイルを修復対象外領域に指定するか、パーティション単位でご利用ください。
Windows 8以降の高速スタートアップの機能はリカバリー王Zクライアントをインストールすると無効になります。リカバリー王Zクライアントをインストール後に、Windowsの設定を変更することで高速スタートアップを有効にできますが、機能を有効に設定した場合の瞬間復元機能としての動作は保証できません。
Windows 8以降のリフレッシュ機能や初期状態に戻す機能は、修復モードや修復保留モードの状態では正常に動作しません。リカバリー王Zクライアントをアンインストールしてから実行してください。
Windows 8以降のWindows To Goの環境にて、瞬間復元機能は正常に動作しません。リカバリー王Zクライアントをインストールしないようにしてください。