はじめてのBI - 使い方

BIって何に使うの?

BIって一体どんなことな使えるものなのでしょうか。

概略的用途を揚げてみると・・・
 ● 状況、状態をモニタリング
 ● 現況の多角的評価による将来予測
 ● 行動対策ポイントの発見、抽出
 ● 意思決定のヒント情報を取得
 ● アラート発信で早期対応を促進
このような目的のため、それぞれに応じて必要な情報(データ)を組合せて多角的な視点で導出された結果情報を利用して業務に活かしていきます。

具体的には・・・
 ● 経営ダッシュボード
 ● 販売予実管理・損益計算
 ● 拠点別製造原価
 ● Webアクセスログ分析
などがありますが、応用範囲は広くアイデア次第でさまざまなユースケースが考えられます。
最近ではIFRS対応への利用もされ始めてきました。

BIの機能ってどんな風に使うの?

BIシステムは、多量のデータからさまざまな有効情報を抽出することが重要な使命です。
そのため、大きく分けて以下のような基本機能を有しています。

大量データの格納、統合、利活用

複数システムのデータを統合したり、突き合せて編集し一体化された情報として利活用できます。

大量データ処理、集計・編集

前述の処理をはじめ、対象データは大量になるため、インメモリ方式などを採用し、データ処理性能を高めています。

データ分析、OLAP分析

整理されたデータに基に利用者が自由にさまざまな条件や切り口からのデータ参照を行うことができます。

レポーティング、ダッシュボード

集計、分析した結果情報を指定した形式で出力します。
単なる紙の定型帳票ではなく、クライアントPC上で画面参照することができ、迅速な情報共有が図れます。

データ統合・利活用例1

製造原価の予実比較、ほか

例えば、製造原価の予実管理レポート。製品毎の原価要素別集計などが容易にできます。
そのほかにも、さまざまなシーンでBIを利用することができます。
■データ集計、分析
  ・POSデータを使った分析
■データ分析、OLAP分析
  ・社内コストの見える化
  ・アクセスログ分析による内部セキュリティーの強化
■データ連携、集計
  ・年次売上計画/実績比較
■データ統合、データ利活用
  ・マスター統合
  ・製造原価の予実比較
  ・工程進捗とコスト管理
■データ・情報共有
  ・ダッシュボード
■その他の例
  ・IFRS対応
  ・M&Aにおける情報統合

データ統合・利活用例2

工程進捗とコスト管理

例えば、工事やシステム開発などの進捗管理。計画スケジュールと状況の管理だけでなく 各種データと連携して工程毎のコストや品質との相関分析なども可能になります。
一般的に使われるMS-Projectでは、期間中にかかる細かいコスト状況などの管理ができません。
その部分を経理・会計データと連携すれば、期間コストが科目別に見えるため 工事進行基準に則ったプロジェクト・コストの管理が容易になるのです。
また用いるデータとアイデア次第で、期間コスト/リソース稼動率と生産物品質との相関分析や、 進捗見合い、コスト見合い、と言ったリソース調整や、損益管理にも役立てることができます。

OLAP分析例1

社内コストの見える化

例えば、社内コスト管理。ERPなど基幹システムのデータを利用してプロジェクトや拠点、 部署、仕訳科目、仕入先単位など多次元的なコスト状況を見ることが可能になります。
※ 必要なデータ項目が揃っている場合に可能になります。

● 既存のERPシステムからデータを抽出
● プロジェクト別、科目別や対象月を指定した表示
● 指定単位によるランキング表示
● 科目別コストの状況や判断が可能
● Webブラウザでスピーディーに情報共有


OLAP分析例2

ログ分析による内部セキュリティ強化

例えば、ネットワークログ集計。社内ネットワークの多角的アクセス監視などに利用できます。
収集情報を基に、さまざまな視点からデータの集計や確認が可能です。
※ 弊社システム・ソフトと連携した利用例