はじめてのBI - BIとは

BIってどんなもの?

それはまるで “調理”みたいなもの

BIとは、ありきたりに言うと『データソース(素材)から価値ある情報や企業活動のヒントを見つけ出すこと』。
そして、そのためにIT技術を駆使した支援システムのことを指します。これはまるで、食材を活かしてその旨味や隠れた風味を引き出しながら美味な料理に仕立てる調理人の仕事、技に似ています。
良くできた美味しい料理からは、満腹感、満足感とともに幸福感をも味わえることでしょう。
上手く導き出された情報からは多くのビジネス価値と、チャンスを逃さない意思決定が生み出されるはずです。

BIシステムって何?

BI(Business Intelligence)とは

一般に、蓄えられたたくさんの情報、データから経営や業務に役立つ情報を見い出して効果的な対応行動につなげたり、迅速な意思決定を促すための情報を提供するシステムを指します。
通常の特定業務を対象にした業務向けアプリケーションと異なり、複数システムのデータファイルや任意のデータ群から自由にデータ抽出したり集計・編集することが可能です。
また、予め設定した閾値に従ってアラート情報を呈したり、利用者が任意にデータ分析できる仕組みを持っています。
抽出、集計などの結果提供される情報は、いずれも見易い形でディスプレイ表示され、視覚的にデータを認知し易いアシスタントシステムになっています。

ダッシュボードって何?

ダッシュボード(dashboard)とは

BIとともによく耳にする“ダッシュボード”。 それは、一度に大勢が同じ情報を共有し共通理解を深められる掲示板。
まるで、たくさんの人数で同じ時や味を分かち合う大皿料理と言えるのかもかもしれません。
しかし、無闇にたくさん詰め込んだり、外見の素晴らしさだけに目を奪われると真の味が分からなくなるのもBIなのです。

BIシステムって何ができるの?

いろいろな視点から多角的に観る

BIシステムでは、一つの情報を視点を替えて注目することができます。
さらに、複数のデータソースを連携させてさまざまな角度から情報分析を行うことができるのも特徴の一つです。

キューブって何?

キューブとは、OLAP分析を行うためのデータベース

OLAP分析を行うために、データを多次元的に格納した特殊な構造のデータベースのこと。
※OLAPについてはこちら

OLAPって何?

OLAP(OnLine Analytical Processing:オンライン分析処理)

蓄積されたデータをさまざまな視点から多次元的に分析を行う処理・操作のこと。
いろいろな角度から視覚的に分析を行い、意思決定に役立てることができます。
※OLAPについてはこちら

OLAPのメリット
利便性 : 多角的なデータ分析が手軽に実現
操作性 : 画面操作のみで分析が可能
高速性 : 分析結果やレポートがすぐに得られる
OLAP導入のポイント
容易性 : 操作が簡単で、導入や運用が容易
即応性 : 変更への対応が柔軟で、処理スピードが速い
親和性 : 既存のシステムと連携が容易