事例紹介
膨大な医療事務情報の超高速処理を可能にした『Adam-Report』 - 事例紹介:安川情報システム株式会社
毎月発生する2GBの情報データ、数年分蓄積された膨大なデータの超高速集計処理を実現した事例をご紹介。
ある大手メーカーが全国の各病院に納入している、医事会計システム。
そこで蓄積されるデータ量は、医事会計基本情報だけで300MB、さらに毎月発生する診療情報+請求情報は2GBにおよんでいました。[この数字]×[数年分]という膨大なデータを集計・分析し、現在までに1,000を越える帳票を作成している安川情報システム株式会社(以下、安川情報システム※敬称略)は、従来のCobolによるデータ処理の速度に限界を感じていた。
しかも、医療情勢がめまぐるしく変化する中、顧客である病院からは、帳票を必要なときに閲覧・利用できるExcelのブックあるいはCSV形式での提供を望む声が上がっていました。そんなとき、Adam-Reportに出会いました。
導入の結果、集計と分析の速度が飛躍的に向上したことで、納期の短縮とコストダウンの両立に成功。顧客ニーズに沿ったデータ形式での帳票提供も、手軽に実現することができたという。
多様な顧客ニーズに対して、経営分析に有効な資料を素早く、効率よく提供
安川情報システムでは、ビジネスパートナーである大手メーカーの医事会計システムが蓄積するデータをもとに、その集計と処理の結果を帳票化し、各病院の経営資料としてフィードバックする業務を行っている。その内容は、実に複雑。
「一口に病院といっても、特定機能病院から急性期病院、慢性期病院など、さまざまな規模や形態があり、それぞれに必要な分析の角度は異なってきます。したがって、画一的な帳票を作ることはできず、ニーズに応じた多種多様な帳票を作成しなければなりません」(営業統括部医療営業部/原部長)。
集計・分析処理の高速化と、帳票の生産性向上。Adam-Report導入の目的は、この2点にありました。顧客である病院に対し、経営分析に有効な資料をいかに早く、効率よく提供できるか。その鍵は、Adam-Reportが握っている。
柔軟で高速な処理能力を持つ『Adam-Report』が不可欠
安川情報システムは、医事会計システムが蓄積するデータの形式をよりAdam-Reportが処理しやすい形に仕様変更することをビジネスパートナーである大手メーカーに提案、受け入れらた。これにより、さらに30%の生産性向上を見込む。プログラミングなどの定型プロセスに関わる手間やコストをできる限り削減し、その分、より一層のサービス品質向上に注力していく考えだ。
「これからは、分析・報告の枠を越え、病院経営の次の一手に活かせる情報(帳票)を提供したい。それには、Adam-Reportの柔軟で高速な処理能力が不可欠なのです」(穴見課長)。
「そういった短期的視点に加え、国の政策などを鑑みて、病院はどの方向を向いていけば発展するのかという長期的視点からのデータ解析もまた、行っていきたい。医療業界の安定と発展は国民の利益 にも繋がることですから」(原部長)。
お二人は、「私たちがAdam-Reportで作成した帳票を、ゆくゆくは病院経営資料のスタンダードにしたい」と語ってくれました。医療をとりまく環境が刻一刻と変化していく中、安川情報システムが果たすべき役割は大きい。
生産性が3倍に。顧客へのサービスの品質も向上。
Adam-Report導入の効果が最も顕著に現れたのは、帳票の生産性向上だった。その割合は、導入前に比べて、実に3倍。驚くべき数字だが、決して大袈裟ではないという。
「プログラミングの工程を大幅に圧縮できました。フォームオーバーレイというCobolのツールを使って3日を要した作業は、Adam-Reportなら1日で終わります」(穴見課長)。
また、Microsoft® ExcelのブックやCSV形式など、データを再利用しやすい形で帳票を納品することが手軽に可能になった。
「今までは、パソコンで簡単に再利用できるようなデータ形式で帳票を書き出すには、大変なプログラミングの手間が必要でした。しかし、Adam-Reportなら、スクリプトをひとつ書くだけで済む」(穴見課長)。
つまり、コストダウンと納期短縮、そして納品品質の向上を同時に実現したことになる。
「私たちの手間は軽減されて、顧客満足度は上がった。導入効果は非常に大きいですね」(原部長)。
今後、『Adam-Report』は、さらなるシステムの進化により、企業へ貢献していくであろう。


